2024年08月14日追記
名古屋市中川区にお住いのお客様より、部屋の押入れから雨漏りしていて困っているとご連絡をいただきました。雨漏りしていることに最近見つけたそうで、今は雨漏りしている所にバケツなどを置いているそうです。雨漏りの位置から屋根の方で何か起こっているみたいですが、切妻屋根のモニエル瓦で昔の施工のためケラバ袖部の施工が悪いのかと考察してみました。目視による点検作業を行ってから、一部修理作業や修繕作業それに屋根の葺き替え工事など複数のお見積りを作成してお客様にお渡しさせていただきました。お客様のご家族でご相談していただいた後で、屋根の葺き替え工事で作業のご依頼をいただきました。作業足場などを設置してから、屋根リフォーム作業で新しい屋根瓦に交換するために葺き替え工事を行う様子をご紹介いたします。専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
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施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他板金補修・交換
- 漆喰工事
- 軒天・破風・鼻隠し補修
- 屋根葺き替え
- その他
|
築年数 |
約25年ほど |
施工期間 |
約10日ほど |
工事費用 |
約250万円ほど |
初動調査から契約書そして作業完了までの流れをコラム風に書いています
アメピタ名古屋南店直通のフリーダイヤルからもご相談出来ますよ!
名古屋市中川区にて、お客様より雨漏りで困っているとご相談をいただきました。お客様から電話口にて、簡単な聞き取り調査を行わさせていただきました。現状を目視にて把握するため、後日、お客様のご都合のいい日にてご訪問をさせていただく約束をさせていただききました。
お客様へのご挨拶をさせていただいた後で、現在雨漏りしているお部屋まで通していただきました。その部屋に付属されていた押入れの天井で、お客様が発見した時にはすでに雨染みと雨漏りが発生していたそうです。当日持参していたサーモグラフィーカメラの準備をしてから、雨染みと雨漏りしている所を撮影してみたらその天井裏では雨水が溜まっていたのが確認できました。
(紫色の部分が雨水です)
雨漏りしている位置から、屋根瓦の方で何かが起きているのだと予測してみました。外に出て屋根の方を見てみたら、年数が経過したモニエル瓦でこの屋根瓦は表面に苔などが入ることが多いので、直接屋根の上に乗っての目視点検をすることが出来ない屋根瓦です。その様な時の場合の対策で、高所撮影用のカメラの持参していて準備をしてから、屋根の上まで伸ばしていき撮影を行ってみました。その屋根を撮影していた時に、屋根の二か所から破損してそうな場所を発見しました。
一か所目は、ほぼ新築時に屋根工事の作業者か足場の解体業者さんが、破損させてしまって適当な修理で逃げ帰ったかと思えるほどの作業がなされていました。多分、新築時の監督も無責任に下請け業者任せにしていて、管理も何もしていなかったので、お客様への引き渡しになっても誰も気が付かなかったのだろうと思います。もう一か所は、モニエル瓦に新築当時には気が付かなかった亀裂が入ってしまって、年数が経過してその亀裂が浮かび上がってズレ落ちて行ったのかと思われます。
高所撮影用カメラを移動していき、ケラバ袖部の方を撮影してみましたら、ケラバ袖瓦がズレ落ちかけていて平瓦との間に隙間を作っていました。ここのケラバ袖部には、水流れの板金を取付けないといけませんが、この当時の屋根作業者の経験値が低すぎて水流れ板金を取付けることを知ら無そうでした。その水流れ板金が無いため、ここの付近では流れ込んだ雨水が浸水していてケラバ袖瓦の固定釘を打つ箇所も弱くなっていたのかもしれませんね。
お客様に屋根点検の撮影した動画を見ていただき、ご説明をさせていただきました。
雨漏りを止めるための作業として、雨漏りしている屋根の上の一部修理や屋根全体のケラバ袖部に水流れ板金を取付け作業。
それと、新しい屋根瓦に交換するために葺き替え工事など、複数のお見積書を作成してお客様にお渡ししました。
釣り竿の様に伸ばしていく、棒の先端にカメラを取り付けて動画で撮影をしていきます。
1mほどの棒状の物から、伸ばしていくと5mほどまで伸びて行きます。
そして動画撮影者が、手を伸ばしていけば合計で約7mほどの屋根を撮影することが出来ます。
近隣との境界が少なくて脚立などが建てれない時には、この高所撮影用カメラが役に立ちますね。
ただし、約7mほどが限界のため3階建て以上の建物には使うことが出来ませんね。
お客様の方で複数のお見積りを考えていただきまして、新しい屋根瓦に交換する葺き替え工事での作業のご依頼をいただきました。
後日、お客様のご都合が良い日に葺き替え工事のご契約を取り交わしていただきました。
その時に、それぞれの作業に入る日にちなどをお伝えして作業スケジュールとしてお客様にお伝えさせていただきました。
屋根リフォーム工事として屋根の葺き替え工事を行っていく前に、作業者の安全対策で仮設足場を設置していきます。
仮設足場を設置していくのに、必要な足場部材を場所場所に置いて行きます。その部材を使って、仮設足場を屋根の上まで組んでいきます。
お客様の敷地が広い時は、作業者が屋根の上まで登っていける階段を取り付けて行きます。
ただし、この階段も作業内容や作業場所、敷地で会談を取り付ける場所によっては、取り付けることが出来ない時もありえます。
設置した仮設足場の周りを、材料や道具などが落下しないように、養生ネットを取り付けて行きます。養生ネットは、付属の紐と足場の部材に縛るようにして飛んで行かないようにしておきます。
表面の皮膜も取れて経年劣化しかけているモニエル瓦を、新しい屋根瓦にするために屋根リフォーム工事の一種である屋根葺き替え工事を行っていきます。
大棟瓦からモニエル瓦をめくって行き、屋根の頂点部分でもある棟際部から屋根の先端部分でもある軒先部まで、降りて行くようにモニエル瓦をすべて取り剥がしていきます。
めくったモニエル瓦を各場所で固めておき、運搬用の昇降ハシゴのワイヤー台車に載せて行きます。それを屋根の上から降ろしていき、また空身にしてから屋根の上に登ってきた台車に、固めたモニエル瓦を積んで屋根から降ろしていきます。
モニエル瓦やそれを引っかけて施工していた桟木(さんぎ)などを取り剥がしていき、最後は以前のルーフィングの状態にしておきます。今回のお見積内容では、新築時には屋根の構造部分には、野地板合板が貼ってありその上からはルーフィングも貼っておりました。今のその状態は確保したまま、その上から重ねるように新しい野地板合板を貼っていく施工となっております。
目視による屋根点検の時に発見していた、破損したモニエル瓦の内部の野地板合板が腐食していました。ここまで腐食していると、屋根裏にはそれなりに雨水が浸入していたのではないかと考えられますね。
腐食していた野地板合板を取り外していき、その取り外したところに新しい野地板合板を切断して加工したものを、取り付けて行き屋根の補強としておきます。
モニエル瓦をめくったときに、新築時のルーフィングの状態にしておきました。
そのルーフィングの状態だった上から、重ねるように新しい野地板合板を軒先部から大棟部まで順に貼っていきます。反対の屋根面からも新しい野地板合板を貼っていき、屋根の頂点部分で合わせて行きます。
新しい野地板合板を屋根全体に取り付けたら、その上からルーフィングを貼っていき防水対策を行っていきます。屋根の反対面からもルーフィングを貼りながら上がっていき、屋根全体をルーフィングで被せて行きます。
ルーフィングまで取り付けて行ったら、新しい屋根瓦を屋根に取り付けるための引っ掛け用の桟木(さんぎ)を、定められた寸法で取り付けて行きます。屋根全体に桟木(さんぎ)を打って行ったら、大棟部に冠瓦を取り付けるための土台材の補強金具である強力棟を規定寸法で取り付けて行きます。
規定寸法で取り付けて行った強力棟の上に、土台材のタルキを載せるように取り付けて行きます。
瓦メーカより運ばれてきた、今回使う新しい屋根瓦となります。運搬中に破損しないように、専用のビニールテープにて特殊な機械で梱包されております。その梱包された屋根瓦を、敷地の駐車場に順番に降ろしていきます。
運搬用の昇降ハシゴの台車に新しい屋根瓦を積んで、屋根の上まで上げて上げ越しておきます。屋根全体に配置しながら置いて行き、必要な枚数ほどを上げて行くのですが、これは経験者で無いと大体の必要枚数が把握できませんね。何度もこのような瓦上げを続けて行くと、感覚的に必要な枚数が分かってくるものですね。それに、100%必要な枚数を上げるのではなく、大体である約9割程度の必要枚数が上がっていればいいと言うのもあります。不足分は、後から必要になったときに上げればいいかと考えております。
新しい屋根瓦として、洋風平板瓦が選択されております。基本的な施工方法はほとんどの屋根瓦と一緒で、屋根瓦の裏側についている爪を屋根全体に取り付けた桟木(さんぎ)に引っ掛けるように施工して行きます。横に一列に並べて行くように取り付けて行き、釘穴に釘などを打って固定をしていきます。なお、屋根の先端部分でもある軒先部では、前方部分が屋根の野地板合板よりはみ出して施工するため(雨対策として)、先端部分が風に煽られやすくなります。
そのため、軒先部の屋根瓦の施工には、専用の軒先クリップを打ち込んで行き、前方が煽られないようにしておきます。
順番に組み違いながら洋風平板瓦を、軒先部から大棟際まで施工して行きます。一列並べた後で、次の段では半分ずらしを行っていき、横に一列に並べて取り付けて行きます。
ケラバ袖瓦を取り付ける前に、高さ調整としてタルキを一段積み上げるように取り付けて行きます。その後に、取り付けた垂木の高さなどで元々のタルキ破風が見えてしまわないように、隠し面戸で鉄板を取り付けておきます。
ケラバ袖部付近の屋根瓦の施工では、残りの隙間分の寸法を切断して加工をしていきます。その切断加工した屋根瓦には、コーキングボンドを点付けしておき接着して取り付けて行きます。屋根瓦が取り付けし終わったら、ケラバ袖部ギリギリのところに、雨水が入り込まないようにするための部材でもある【水密材】を取り付けて行きます。
一枚ずつケラバ袖部に使われる、専用のケラバ袖瓦を取り付けて行きます。取り付けて行く時には、ケラバ袖部の上部から1本のビス釘と側方から二本のビス釘を打って行き、ケラバ袖瓦自体を固定していきます。その流れを軒先部から大棟際まで、縦に一列並べながらビス釘を打って固定していきます。ちなみにケラバ袖瓦の下部分には、最初に取り付けた隠し面戸の板金が飛び出ています。
この面戸板金を取付けていなかったら、地上からケラバ袖瓦の下場を覗いた時に、破風板のタルキが丸見えになっておりましたね。
新しい洋風平板瓦を施工して行き、大棟際の隙間部分では先ほどのケラバ袖部と同様に、隙間に入るサイズで切断してから加工していきます。そのサイズを取り付けて行き、専用の工具で釘穴をあけたところに釘を打ち込んで行き固定をしていきます。その後、大棟瓦の高さ調整や固定部素を打ち込んで行くための、下地材でもあるタルキを強力棟の側方からビスを打って行き固定して動かないようにしておきます。
先ほど棟の頂点部分に打ったタルキの側方に、雨水などが侵入しないように南蛮漆喰を塗っていきます。南蛮漆喰を塗った後で、大棟瓦でもある冠瓦を一本ずつ並べて行きます。最後に、冠瓦の頂点部分の釘穴からビス釘を打って行き冠瓦を固定していきます。大棟部に冠瓦を並べて行き、屋根リフォームとしての葺き替え工事が完了となります。
屋根リフォーム工事が完了したので、安全対策で取り付けた仮設足場を解体していきます。積み込みする仮設足場を載せるための運搬トラックを、敷地の前に止めておきます。まずは、仮設足場を包んでいた養生シートの固定の紐を、順番に縛っていた足場から緩めて行きます。
仮設足場を包んでいた養生シートをすべて取り剥がして行ったら、屋根の上段から足場の部材を取り外していきます。途中バランスをとって作業するところもありますが、落下することに気をつけながらバランスを取りながら作業を行っていきました。
足場の設置も解体作業も、一人ではできない作業となります。平屋や小さなところに足場の作業をする時でも、2人以上の作業者が必要ですが、今回の様な二階建ての大きな建物だとやはり3人以上が必要となります。今回の解体作業でも、親方が足場をばらしながら一人が下に材料を降ろしたものを受け取り、もう一人が運搬車で整理をしながら受け取りしていきます。息があった状態で作業を進めないと、いつまでたっても解体出来ないかもしれませんね、
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