2024年08月14日追記
名古屋市中川区にお住いのお客様より、庭の掃除をしていた際に敷地の境界線に建っていた塀の上の瓦を、誤って落下させて破損させてしまったそうです。新しい冠瓦が無いか調べて欲しいのと、補修も含めた取り替え工事のご依頼をいただきました。現在の塀の上の瓦の状態ですが、固定していた針金線が経年劣化も絡んで当時の皮膜が付いていない針金線をつかっていたのもあり腐食が進んでいました。腐食が進むと言うことは、針金線が途中で切断してしまうため、塀の上に乗っている江戸冠瓦が落下する可能性が高くなっております。破損した冠瓦と同型の瓦が入手可能なことを連絡が入ったので、そのまま、交換工事と針金の刃強工事を同時に行っていきます。専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
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施工内容 |
- 応急処置対応
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- 雨漏り点検
- 漆喰工事
- その他
|
築年数 |
築45年ほど |
施工期間 |
2日間ほど |
工事費用 |
約7万円ほど |
初動調査から契約して作業完了までの流れをコラム風に書いています
名古屋市中川区にお住いのお客様より、敷地内の塀の上に載っていた瓦を落としてしまったそうです。落下した時に破損したそうで、新しい瓦に変更するのと同時に修理を含めたことで、ご相談に乗ってほしいとご連絡がありました。お客様も、破損した瓦を持って来社していただきました。お客様が持っていただいた破損した瓦から、【江戸冠瓦(6寸丸)】を使われているのを調べました。
その結果をもとに、取引先の瓦メーカーの営業さんに問い合わせ、現在この瓦が販売しているのかを調べてもらいました。
和風の屋根瓦では、棟瓦の一種としてこの江戸冠瓦が使われております。屋根の頂点部分でもある棟の、最頂点などに使われやすい瓦となります。敷地の境界線として立っている塀などの上にも、専用の塀瓦もありますがこの冠瓦などを流用して使われることもありますね。
棟を形成するための瓦であり、屋根の頂上部(大棟部)や頂上部から軒先に向かって積まれた瓦(隅棟部)を差します。
棟瓦は屋根の構造上重要な部分でもあり、強風や地震の影響を受けて歪むことがあるため、定期的なメンテナンスが必要になります。
瓦メーカーの営業さんから返信で破損していた瓦があるそうなので、お客様にご連絡をさせていただいたきました。その同時に、現状の塀の状態や瓦以外に必要な材料があるのかを調べるため、お客様に一度ご訪問して確認作業を行うことをご了承していただきました。お客様も、『不在の時もあるので入って確認してください』と承諾していただき、破損した場所も教えていただきました。
後日、ご訪問させていただき修理が必要な塀部分を、目視による調査を行っていきました。塀の上に取り付けられていた江戸冠瓦の接着には、セメントが塗られいてズレ移動しないように固定で針金線で縛られていました。ただ、昔の針金線のため皮膜が周りについていないので、腐食を起こして錆びて切断されていました。
現在塀の上に残っている江戸冠瓦は、交換する必要が無いほどの問題もありませんでした。修繕工事の時は針金線の入れ替えはしますが、このまま流用して使いたいと考えております。
残っていた江戸冠瓦の針金も腐食していたので、新しい針金線を埋め込むため取り外していきます。内部で江戸冠の接着として使われていたセメントを、順番に取り剥がしていきます。
セメントを取って行く時に、同時に腐食した針金線も取って行きます。
塀の内部に取り付けられていた鉄棒に、冠瓦の固定で針金線を縛っておりました。今回も、この鉄棒を使って新しい皮膜付きの針金線を縛って、江戸冠瓦を固定して縛れるほどの分を伸ばしておきました。この針金線を縛っていく寸法として、江戸冠瓦の頂点部分の釘穴に針金線を通せれるように、一枚ずつの寸法を調べて針金線を緊結しながら縛っていきました。
一本ずつ塀の上に江戸冠瓦を取り付けて行きます。取り付けて行く時には、江戸冠瓦の頂点部分の釘穴に針金線を通していきます。接着固定する方法で、塀と江戸冠瓦の間に南蛮漆喰を塗っていきます。この南蛮漆喰が、江戸冠瓦の高さ調整と接着を担っています。
江戸冠瓦から通して出してきた針金線は、固定で縛ってから長い分は切断して切り落としていきます。そして、針金線を通した江戸冠瓦の頂点部分の釘穴に、コーキングボンドを塗っていき雨水などが釘穴の隙間から入らないように防いでいきます。
直角部分のL字コーナー部分には、切断して加工した江戸冠同士を合わせて取り付けて行きます。それぞれ合わせた部分に、専用の電動工具で釘穴をあけてこちらからも針金線を出して縛り合わせて行きます。L字コーナーの先の、今回破損した部分を新しい瓦を取り付けて行きます。こちらも先ほどと同様の施工で、針金線と南蛮漆喰を使って新しい瓦などを固定して取り付けて行きます。
江戸冠瓦を兵の上に取り付け作業が完了しましたら、直角のL字コーナー部分の切断して加工した江戸冠同士の合わせた隙間に、南蛮漆喰を塗って雨水の侵入経路を塞いでいきます。そして、江戸冠同士の接続部分となる隙間には、コーキングボンドを塗っておきこちらも雨水の侵入を防いでいきます。コーキングボンドを塗ることによって、それぞれの江戸冠同士が接着されて行き、塀の上の冠瓦が一体化して落下しにくくなりますよ。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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