2024年08月14日追記
名古屋市南区にお住いのお客様より、築年数が経過した建物の屋根から隙間が開いてしまって、そこから雨漏りしていました。目視による雨漏り調査の結果、雨漏りしている道路側の屋根面1/3を修繕する必要がありました。瓦屋根などをめくって行きながら、同時に屋根を補強して葺き直し作業を行った様子をご紹介いたします。専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
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施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- 漆喰工事
- 軒天・破風・鼻隠し補修
- 屋根葺き替え
- その他
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築年数 |
築年数60年以上 |
施工期間 |
7日ほど |
工事費用 |
約80万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
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名古屋市南区にお住いのお客様よりご相談をいただきました。築年数が経過した建物の二階の部屋で、雨漏りが発生しているそうです。『どうしたらいいのかなどの相談をしたいので、一度来てほしい』と、お話があってご訪問させていただきました。
ご訪問させていただき、挨拶の後でお客様より現状をお話していただきました。少し強めの雨が降ったときに、二階の部屋の天井板が濡れているそうで、かなり前から起きていたそうです。敷地の外へ回って、屋根の現状を見させていただきましたが、築年数が経過していたのもあって屋根瓦の方もかなり古そうでした。ここまで年数が経過していると、簡単には屋根の上には載れないで、敷地外からの目視点検になりますね。※古い瓦の場合、乗った瞬間に割れたり破損します。それ以外にも、瓦の固定が外れて滑り落ちて地上に落下する可能性もありえます。今回は目視でもわかるほどの、屋根の真ん中付近で瓦が沈下しかけていました。
瓦から雨水が回ってしまって、野地板(化粧板)まで腐ってしまって、屋根土などの重量で落ちかけていました。その雨水が、ケラバ袖の破風板まで、一部腐らせていましたので、野地板(化粧板)や破風板の修復が必要となっておりますね。
道路の方の屋根面の残りの2/3は、まだ瓦や屋根が沈下もしていなくて正常な状態だったです。そのため今回は、被害も出ている屋根面の1/3を中心に、野地板の補強工事から作業を進めることで、お客様には提案させていただきました。
道路占有許可や隣家の敷地を借りての作業になりそうです。
玄関先と前面道路との隙間が無いため、ギリギリ敷地内に足場が掛けれそうでしたが、もしもの為に道路占有許可も取っておくように動いておきました。それと同時に、作業のための足場設置などでお隣の敷地を借りないと作業が出来ないため、こちらの方も近隣挨拶の際に敷地を借りれるように交渉をおこないました。
屋根面の1/3を葺き直しする作業内容でのご提案と、その提案内容のお見積りと道路占有許可の申請手数料などを含めたのを作成してお渡しに参りました。
後日、お客様よりお見積書の内容での作業のご依頼をいただきました。
お時間を作っていただき、契約書の締結を行いましてから、工事の段取りを行い作業の方に入らさせていただきました。
お隣の方からお借りした駐車場内に、作業足場を設置するために前準備を行っていきます。まず初めに、足場を設置する全体にブルーシートを敷いていきます。※足場を設置するたびにブルーシートは必ず敷いていくとは限りませんよ。その後、運搬したトラックをブルーシートに横付けしてから、足場の材料を降ろしていきます。なお、敷地内での作業ではありましたが、道路占有許可も取ったのでガードマンも手配して、近隣の迷惑にならないようにしておきました。
足場の材料を降ろしながら、一段目からの足場を組み始めて行きます。なお、足場の組み立て作業には、一人作業での設置はほぼ無理な作業になるため、通常は2~3人で組んで一件の足場を組んでいきます。もちろん、足場の解体作業の時も一人作業では出来ないため、複数人が解体作業に携わりますね。
一段目、二段目、三段目と順番に組みながら、下の段が、崩れない様な強固な状態になってから、上に登っていくように足場を組んでいきます。最後は、作業をする屋根の高さ以上に伸ばしていき、足場を組んでいきます。
道路面の方では、物が落ちたときの対策で養生シートを貼っておきます。それに合わせて、カラーコーンや夜間の目印である赤色灯を取り付けてから、道路占有許可を申請した証拠の看板の設置と赤矢印先の楕円のシールを貼って掲示しておきました。
作業を行っていく範囲の、瓦屋根を取り外していきます。作業を始める前には、瓦などをめくって行く建物部分の一階ガラス迄などがあるところに、養生でブルーシートを貼っておきました。ブルーシートの貼り型も、上から落ちて来ても窓ガラスの方ではなく足場の方へと落ちるように、貼っていきました。
今回の瓦は、屋根を補強した後で使うため、足場の作業床に落ちないように、確保するように置いておきます。後で使用するために、めくった瓦を破損するわけにはいかないので、2~3人ほどの人数で手渡ししながら瓦の受け渡しを行っていきました。
瓦をめくってから、続いては屋根土を撤去していきます。屋根土の場合は、再度使うことは出来ないため、屋根から取り外してから土嚢袋に積み込んでいきます。瓦の下で固まっていた屋根土は、金づちの先が尖った方で引っ掛けるように取って行くと取れやすいと思いますが、普通の人が知ってもあまり役になる情報では無いですね。
一袋ずつ土嚢袋に入れて行き、一つの場所に固めて置いておきます。その固めた場所から、運搬用の昇降ハシゴを使って屋根から降ろしていきます。降ろした土嚢袋を、運搬トラックに一袋ずつ載せていきます。
腐食していた野地板(化粧板)は、すべて取り外していきました。屋根の補強工事を行うときに、新しい野地板(化粧板)で取り付けて行きます。
この日は、屋根の補強作業までは行えないので、仮で既存の野地板の上から合板を貼っておき、その上から重ねるようにブルーシートを被せて行きます。ここまで行っておけば、夜中に不意に雨が降ってきても心配することは、かなり低くなりますね。
前日に、雨養生としてブルーシートを作業している範囲の屋根全体に貼っておきましたが、屋根の補強作業を行うためにブルーシートを取り外していきます。ブルーシートを取り外した後で、仮で止めていた合板を取り外していきます。なお、仮の合板は取り外しがしやすいようにビスで止めていました。
腐食して沈下していた野地板(化粧板)を、取り外しておいて大きな隙間が出来ていました。その場所に、新しい野地板(化粧板)を一枚ずつ貼っていきます。貼り終わってからは、ケラバ袖部に高さ調整材を取り付けておきます。
新しく取り付けて行った野地板(化粧板)と、既存の野地板の上から重ねるように、新しい合板を貼っていきます。合板の厚みが約12㎜ほどありますので、屋根自体が強固になっていきます。合板を貼りきったら、防水紙でもあるルーフィングを貼っていき、瓦を引っかけ施工するための【桟木】を取り付けて行きます。
ケラバ袖部の破風板には、高さ調整材を取り付けてあります。破風板が腐食して隙間が開いていた部分には、端材として材料を入れて隙間を埋めて行きました。最後に、塗装で破風板周りと同系色で塗っていきました。
状況が問題なく屋根に残しておいた屋根瓦の方から、めくって取り外しておいた屋根瓦を順番に取り付けて行きます。取り付けて行く瓦は、専用の電動工具で釘穴をあけていき、その釘穴に釘を打ち込んで瓦を固定しながら取り付けて行きました。
ケラバ袖部に使われる【ケラバ袖瓦】まで、取り付けて行きます。今回の施工方法では、ケラバ袖瓦と平瓦との間に隙間を開けておき、この後取り付けていく冠瓦で被せて行きます。この様な施工方法になった理由として、作業範囲ではない反対面で同様な位置に冠瓦が施工されていましたので、それに合わせてこちらの面でも冠瓦を取り付ける準備を行っておきました。
隙間を塞いでいくように、冠瓦でもある【紐丸冠】を一本ずつ取り付けて行きます。取り付け方法としては、屋根の先端部分でもある軒先部から屋根の頂点部分でもある陸棟部まで、登るように取り付けて行きます。登っていった紐丸冠は、それぞれ屋根下から取り出した針金線で縛るように固定をしていきます。
先ほど取り付けて行った紐丸冠の上に乗せるように、鬼瓦を取り付けて行きます。鬼瓦の固定の方法で、屋根の頂点部分の棟芯から複数本で寄った針金線を出してきて、鬼瓦の背中部分に針金線を縛る部分がありますのでそこで緊結して固定していきます。
棟瓦でもある熨斗瓦を積み上げて取り付けて行くのですが、一段目は三日月部分の屋根漆喰がありますので、棟瓦の接着用の白色の南蛮漆喰を塗っていきました。二段目以降は棟瓦の中に隠れるため、黒色の南蛮漆喰を使って熨斗瓦を一段ずつ取り付けて行きました。
棟の最上段の冠瓦を、横に一列並べていきます。棟全体の固定で、針金を回しながら縛っていったら、屋根の施工は完了となります。
建物の二階屋根の作業が終わったため、使用していた作業足場を解体していきます。解体時でも、3人ほどの作業員で解体していきました。足場の解体も上から外していくので、たまにバランスが悪くなる場合もあり、危険な作業になる時もありえますね。
足場が解体されてからでは、作業が出来なかった一階の折り返し屋根の修繕工事になります。足場があったときは、作業するための脚立などが設置出来なかったため、解体後の作業となりました。真ん中心がズレていたので、治してから飾り漆喰を塗った作業となりました。
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