2023年10月25日追記
名古屋市中区にて、飛込み訪問リフォームの営業に『お宅の屋根はあと少ししたら雨漏りする!』と言われて、驚きどうしようかと思っていた時に、息子の友人でリフォーム業を行っている人がいることを聞いてすぐにご連絡をいたしました。最初のきっかけは、確かに息子の友人だったかもしれませんが・・・親身に相談に乗ってもらいアドバイスなど頂いて『信頼できる』と感じて、こちらのアメピタ名古屋南店に仕事を依頼しました。新築時の工務店の腕が悪くて、屋根にはあまりいい製品ではなく、製造メーカーも責任から逃げた【パミール】が使われていました。ところどころで、建物の施工で疑問が付く施工が多かったです。お客様とご相談をして、屋根にカバー工法と言う現在の屋根材の上から、重ねて施工する板金屋根材を取り付けることになりました。
専門用語に関してこちらのページも読んでください↓↓↓
『瓦屋根からの雨漏り原因と最適なメンテナンス方法』
雨漏りした時の自分で応急処置を行うのなら!
『被害拡大を防ぐ!雨漏りに必須の応急処置【アメピタ】』
施工内容 |
- 屋根カバー工法
- その他
- 雨漏り点検
- スレート屋根補修(一部差し換え・コーキング補修)
- 金属屋根補修(一部張替え・コーキング補修)
- 棟板金補修・交換
- その他板金補修・交換
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築年数 |
築17年ほど |
施工期間 |
5日間 |
工事費用 |
仮設足場込みで、約150万円~ |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
アメピタ名古屋南店直通のフリーダイヤルからもご相談出来ますよ!
名古屋市中区にお住いのお客様より、歩行者道路から無断で屋根の写真を撮影して、後日改めてお見積りと一緒に撮影した写真を持って、飛込みで声をかけてきたそうです。
あまりにもしつこく言ってきたので、息子さんの友人でもある弊社の方にご連絡をいただきました。
その悪質リフォーム訪販が持ってきた、歩行者道路から無断で撮影した写真とお見積書を、お客様より見せていただいて、どのようなことを書いていたのか確認してみました。写真も、脅かすように破損している屋根材をズームアップした写真ばかりで、見積もり項目も少々足らないぐらいなのに、一つずつがかなり高額の価格となっておりました。お客様には、こちらの悪質リフォーム訪販では、仕事を全く頼む気が無かったらしいので、私の方で屋根の目視点検を行ってみて、現状の確認を行ってみました。初回点検の無料診断と有料診断の違いの説明↓↓↓
『アメピタ名古屋南店で初動調査でもある建物点検で無料調査と有料調査の違いの説明』
ベランダバルコニーを使わせていただいて、脚立を設置して二階屋根の方に登ってから目視による屋根点検を行っていきました。なお、最近の屋根点検の方法では、脚立で上がれる範囲での屋根瓦の目視検査を行っております。
脚立で上がれる範囲と言うと、二階建ての建物までで尚且つ一階屋根部分に脚立を設置するだけの大きさがある屋根があることとなります。右の写真のように、伸縮方式の二連はしごを使っての、直接二階屋根に登る点検方法は安全上の理由でお断りさせていただいております。別の点検方法として、一階屋根に脚立が設置出来るほどの大きさが無い時や、二階屋根のみの建物の場合は、高所撮影用の動画を撮ってそれを目視点検の代わりとさせていただいております。
屋根に登ってみて、目視検査を行ってみましたが、悪名高し【パミール】と言う名の屋根材でもあったため、築17年ほどの屋根にしては劣化がかなり激しくなっておりました。特に、パミール屋根材の一枚ずつが当たる境界部分が、剥がれが酷い状態でした。
板金関係が、日光の日射を受けて色落ちしていました。新築時の作業を行った業者の技術力が低すぎて、17年前だと板金を固定するための釘の頭部分に、雨水が染み込まないようにコーキングボンドなどを塗り防水処理を行っておかないといけないのですが、こちらはコーキングボンドで塗った形跡もありませんでした。
破風板部分が塗装で作業が終えていましたが、年数が経過したことでこちらも色剥げをおこしていました。外壁材の方にも、接合部分のシーリングが劣化しかけていて、塗り替え交換の時期になっているのかと予測されます。
雨樋の方も、目視で調査を行っていきました。雨樋も、時期が来ると取り替え交換や外壁塗装の塗り替え工事と同時に、雨樋も塗るようにしないと、こちらも紫外線で劣化して割れることも普通にありえます。
こちらも、新築時の業者の手抜き作業の一つなんですが、雨樋の竪樋部で接続部分に(継手)を取付けずに、普通の防水テープだけを貼った状態で作業を完了させていました。防水テープも、室内など、光などが当たらない場所なら、それなりに持ちそうですが・・・さすがに、雨風当たり紫外線まで当たる部分に、防水テープを使うとは。。。完全な手抜き工事になりますね。
バルコニー部の防水作業が、こちらもありえない作業をおこしていました。撮影アングルが良く無いですが、左上に水が流れるドレン部がありまして、本来は左上のドレン部に雨水などが流れるようにならないといけないのです。しかし、こちらの家では全く逆流しているように、右の方向に雨水が溜まるように流れているそうです。これも、新築時の不手際作業の一つに数えてもいいのではないかと、考えております。雨水を綺麗に流れやすいように、勾配を作らないといけないのが、全く逆の方向で勾配が作られていました。監督も作業した業者も、何も考えていなくてチェックもしていないため、このような状態が出来てしまいましたね。
お客様には、点検時に撮影した写真をお見せしながら、何点か気になったところをご説明させていただきました。工事の提案として、屋根の工事・外壁及び雨樋の塗り替え工事・ベランダ防水の塗り替えを提案させていただきました。お客様も、工事に関しては気になりだしていたので、お見積作成を行って工事価格を確認してもらうようにしていただきました。
安全対策で、建物の周りを仮設足場を設置するために、車庫にあったカーポートの屋根が、足場の設置に干渉するために全部剥がしておきます。カーポートの塩ビ屋根部分が、一枚の板状のものが使われておりまして、一枚ずつの間である接続部にカバーがされた固定ビスが打ち込むところがありました。
カーポートの手前部分から、そのカバー材を取り外して、内部の固定ビスをも外していきます。全ての材料が当然の話になりますが、特にこの固定ビスは普通のショップでは販売されていないため、紛失すると大変な状況に陥ってしまうため、専用に作ったビニール袋の中に全部入れておきました。
同様な流れで、カバー材を取り外して内部の固定ビスを取り外して行ったら、一枚分の塩ビ屋根材が取り外すことが出来ます。それを、カーポートの手前部分から一枚ずつ取り外していき、作業のために使っていた脚立を一列ずつ移動しながら、また同様な作業で取り剥がしていきます。最後まで全部取り剥がして行ったら、カーポートの隅の方に取り外した材料を固めておき、養生シートなどで包んでおきます。
ここまでの作業が終わることが出来たら、仮設足場の設置には干渉しなくなるので、仮設足場を設置していきます。
今回は、道路に仮設足場が一部はみ出すため、地域の土木事務所へ【道路占有許可書】を、申請しておきました。その申請条件の一つとして、ガードマンを置いて作業を進めて行くこととなっております。
歩行者への安全対策や、隣家への落下防止のために、仮設足場は有効な手段だと考えております。そして、現代のリフォーム工事では、業者さんや近隣への安全対策として、敷地が狭くて仮設足場を設置出来ない状態以外は、ほぼ確実に仮設足場の設置を行っているかと思います。お客様の方も、安全作業を行ってもらうことで、足場がない状態で落下事故が起きたときは、お客様の方にも何らかのデメリットを被る可能性は高いかと考えられます。※ただし、お客様が気が付かずに、業者の方が足場の手配をしていない場合は、その限りではありません。
前準備で、カーポートの屋根を取り外しておいたおかげで、仮設足場もいい感じに設置することが出来ました。
仮設足場を、地上から順々に積み上げていき、最上段の屋根上まで足場を取り付けることが出来ましたら、次は養生シートの準備を取り付ける準備をします。
組み上げた仮設足場の、それぞれ最上段のブロックから養生シートを垂らしていき、上段から地上に向けて順々に養生シートについている結束用のひもを、仮設足場に縛って固定をしていきます。養生シートの全ての結束用の紐を、引っ張りながら縛り上げいったら、最後に歩行者へ知らせるための赤色灯を取り付けて行きます。
センサー付きの赤色灯のため、昼間の太陽の光が当たっている時は、この赤色灯は光ることも無いのですが、日が沈んだ夜間にはセンサーが反応して、赤色とライトが付き始めていきます。道路に面している面には、この赤色灯を仮設足場に縛って固定しておきます。この赤色灯が光ることで、夜間の歩行者にも危険を促すことが出来るようになっております。
屋根全体に、既存の屋根材であるパミールに重ねるように、防水紙(ルーフィング)を敷きながら貼っていきます。防水紙(ルーフィング)の固定には、普段はハンマータッカー(建築用のホッチキス)を使用しますが、下の部分にパミール屋根材があるため、固定することは不可能となります。そのため、専用の釘を使って釘打ち機で打ちながら、防水紙(ルーフィング)を固定していきます。
屋根の先端部分に当たる【軒先部】に、専用の水切り板金を取付けて行きます。同時に、屋根の両端に当たる【ケラバ袖部】にも、水流れの板金を取付けて行きます。
敷地の関係上、屋根が斜めにカットされた場所がありました。そこには、パミールを斜めに切断して加工したものを、そのまま使っていたため切り口から劣化をおこしていました。なおこの斜めに加工された場所には、斜めに雨樋が取り付けられておりました。
斜めに札段されていた場所に、先に斜めに防水紙(ルーフィング)を貼っていき、その後に水流れ板金を取付けておきます。水流れ板金を取付けた後には、防水紙(ルーフィング)を屋根全体に貼っていき、変形している屋根の上の部分でもあるケラバ袖部に水流れ板金を取付けて行きます。
切妻屋根の部位別の名称になります。
カーポートの骨組みもあったため、敷地の狭い範囲の場所に昇降用の梯子を設置する状態になっております。屋根上には使用する本数程度の、梱包に包まれたカバー工法専用の板金屋根材を、上げ越しておき準備しておきます。
パミール屋根材の上に重ねるように、専用の板金屋根材でカバー工法を行っていきます。梱包された板金屋根材を取り外して、一枚ずつ屋根に取り付けて行きます。
上下で板金屋根材が重なって取り付ける時に、ちょうど隠れる場所に固定のビス釘を取り付けて行きます。そして、一枚分の板金屋根材に対して5本から6本ほどで複数本のビス釘を打って固定をしていきます。
一階屋根部と外壁材が当たる部分にも、使われている【ノシ水切り板金】と呼ばれている部材になります。この部材を取り付ける役割として、この部分は屋根材を軒先部から取り付けながら上がっていき、外壁部にあたる場所まで来ると外壁部と屋根材との隙間が出来てしまいます。その隙間を隠すように、上から被せるようにこの部材【のし水切り板金】を取り付けて行きます。そして今回も、ベランダバルコニー部の笠木が干渉するために、ノシ水切り鉄板の上部分を笠木にすくいこむ様に差し込む感じで取り付けて行きます。最後には、固定のビス釘を打って動かないようにしておきます。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
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