2024年04月19日追記
名古屋市南区の神社の社務所建物の屋根を、覆いかぶさる樹木が強風の時に枝が折れて屋根の上に落下。その時の反動で、屋根瓦が破損して割れていたそうです。
地上から見上げてみると、屋根の端側にあるケラバ袖部に使われる、専用の屋根瓦が割れて破損していることに気が付いたそうです。
目視による屋根の点検調査を行っていき、複数枚の平瓦が破損していますので、新しい平瓦に交換していきます。その交換に干渉して、屋根の頂点部分でもある大棟部の重量がかかっていたので、そちらを解体していきます。その大棟は、交換作業が完了した後で、復旧作業をしていきます。
施工内容 |
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- 雨漏り点検
- その他
- 漆喰工事
|
築年数 |
築60年以上 |
施工期間 |
約3日ほど |
工事費用 |
約20万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
後日、ご訪問させていただきお客様とご挨拶の後で、これまでの流れを聞き取り調査を開始していきました。屋根の上まで覆いかぶさる樹木が、今回の原因となります。強風などが吹いた時に、樹木の枝が折れて屋根の上に落下するそうです。落下した時に、平瓦への当たりが悪いと破損して割れてしまうそうです。これまで、何度も瓦の破損で板金を差し込んで応急処置を行っていたそうですが、今回は本格的に修理をしようとご連絡を頂いたそうです。初回点検の無料診断と有料診断の違いの説明↓↓↓
『アメピタ名古屋南店で初動調査でもある建物点検で無料調査と有料調査の違いの説明』
建物が平屋だったので、脚立を使って屋根の上に登ってみました。屋根に登ってみたら、早速、お客様もお話していただいた板金を差し込んだ破損した平瓦が出てきました。他の場所では、破損した平瓦の上から被せるように板金を差していました。ただ両方とも、というか、屋根瓦の修繕方法としては、一番やってはいけない【破損した屋根瓦に板金を差し込む行為】ことを行っておりました。詳細は、現場ブログ『名古屋市南区にて雨漏りになる破損して割れた平瓦を新しい平瓦で差し替え交換作業』に書いてあります。
この作業は修理したように見せて、全く修理がなされていない作業となりますので、皆さんも注意してくださいね!
屋根の頂点部分でもある大棟部の周辺の平瓦も、破損や亀裂が入っての割れていました。この部分は、すぐ上の大棟部の重量が重ねっているため、簡単に平瓦の差し替え工事が行えないのです。先に大棟部を解体して重量を少なくしてから、差し替え作業に入らないと作業は進みませんね。
写真の様に建てに亀裂が何本も入ってしまって、破損して割れてしまっています。この状態では、隙間から雨水が入ってしまうので、早めの交換作業が必要かと思われます。
こちらは先端が欠けているのですが、隣の平瓦が粉砕していたので、同時に替えても良いかと思われます。
一番初めに発見された、屋根の端側でもあるケラバ袖部の瓦が大きく割れていました。こちらも、取り替え交換をするためには大棟部が干渉するため、先ほどの平瓦と同時に取り替え交換の作業を行っていきたいと思います。どちらにしろ、屋根の野地部分が見えてしまっているので、こちらも早めの対応が必要かと思います。
屋根の点検調査を終わらせて、お客様にお声をかけさせていただきました。
破損している平瓦は新しい平瓦に交換や、大棟の付け直しが早急にでも必要など工事のご提案をさせていただきました。
ご提案した内容で、お見積書を作成してお渡ししました。
お見積りを提出させていただいてから1~2か月ほど経過して、お客様よりお見積内容通りで作業のご依頼がありました。契約書の取り交わし作業を行ってから、作業者の確保や材料の注文などの段取りを行いました。
板金が差し込まれている破損した平瓦を取り剥がしてから、新しい平瓦を差し込んで交換しておきました。新しい平瓦と現状の破損した平瓦では、ほんの少しだけ寸法が違っていたので、専用の電気工具で新しい平瓦の方を削り取って交換用の瓦として使用してみました。
同様の作業で破損した平瓦の上に取り付けた板金と一緒に、取り剥がしてから新しい平瓦を加工してから差し込み作業を行っていきます。
先に重量がかかっていた大棟部の取り外し工事を行ってから、屋根の端側でもあるケラバ袖瓦を取り替え交換をしていきます。こちらのケラバ袖瓦ですが、点検時点では3枚は最低でも交換しないといけませんでした。最終的には、1枚増えて4枚の取り替え交換作業となりました。
先ほどのケラバ袖瓦の取り替え交換でも書きましたが、こちらでも平瓦を交換するために重量がかかっている大棟部を先に、干渉している分だけ取り外していきます。取り外してから大棟部に重量がかからなくなってから、破損した平瓦を取り除いてから新しい平瓦を取り付けるように交換していきます。
棟瓦の熨斗(のし)瓦で積み上げ作業をおこなっていきますが、一段目の熨斗瓦の施工は積み上げて行く棟の土台となりますので、しっかりした固定をしながら作業を進めて行きます。
棟の中心に置いた白色の南蛮漆喰に、一段目の熨斗瓦を一列に並べながら南蛮漆喰の接着力になじませながら取り付けて行きます。
一段目の熨斗瓦が取り付けられたら、お互いの熨斗瓦同士を針金で軽く引っ張りながら縛って緊結していきます。
一段目の上に、二段目の熨斗瓦用に接着する南蛮漆喰を塗っていきます。南蛮漆喰になじませながら、二段目の熨斗瓦も一列に並べて行きます。二段目も同様の施工になりますが、お互いの熨斗瓦同士を針金で縛って緊結していきます。緊結した後で、大棟の中央の隙間部分に南蛮漆喰を塗りたくっていきます。この作業をすることで、お互いの熨斗瓦も接着力が強固となり、乾くとそれなりの強固な棟が出来ますね。
三段目も二段目と同様の施工で、一列に熨斗が藁を並べて行きます。それぞれの熨斗瓦同士を緊結してから、真ん中に南蛮漆喰を入れて塗っていきます。その時に、互いに縛った針金に、もう一つ次段に取り付けられる冠瓦を固定するための針金を縛って上に出しておきます。最後に、大棟の最上段に冠瓦を一列並べて、先ほどの針金を冠瓦一本ずつの釘穴から出して縛っておきます。縛っておくことで、大棟全体が強固になってきました。
冠瓦まで取り付けたら、屋根上の余った材料・副資材を降ろして、道具や工具なども屋根から降ろしていきます。屋根全体がほとんど降ろしきったら、吹き掃除の電動工具でもあるブロワーで屋根全体を掃除を行っていきます。掃除が終了してから、屋根瓦の隙間が出来るところ(鬼瓦の背中部分など)にコーキングボンドで埋めて行きます。コーキング作業が終わって、お客様に作業の完了をお伝えさせていただきました。作業で撮った写真などを一緒に見てもらいながら、内容をご説明させていただきました。お客様も、作業の写真を見て一安心したみたいですね。こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓
『名古屋市南区にて屋根を覆った樹木が強風で折れて屋根瓦に落下!その衝撃で破損!』
1.日々の現場ブログのページはこちらから移動できますよ!
2.弊社でこれまで行った施工事例はこちらから読めますよ!
3.お客様との記念写真やアンケートなどの一覧となります!
雨漏りやお住いの建物の内装工事や外装工事でお困りの際は
下記までお気軽にお問い合わせください!
受付時間 9時~17時(定休日・日曜日)
※定休日でも、対応していることもありますので一度ご連絡をください。
0120-806-393【フリーダイヤル】amepita@yamamura-kensou.com
※弊社は少人数での業務を行っているために、『個人のお客様』や『弊社と昔からの取引がある会社様』とのお取引を大事にしているため、新規企業様のご依頼は少しの間は受け付けをしていませんので宜しくお願いします。
アメピタ名古屋南店のトップページに戻る⇒
こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
雨漏りの調査以外でも、建物の営繕工事のご相談してください
1.交換時期が越えた住宅屋根の葺き替え工事や修繕・修理作業のご相談
2.建物の外壁部分の、塗り替えや外壁取り替え工事などのご相談
3.雨樋の取り替え工事などの板金工事などのご相談
4.建物内の大工さん工事である内装工事などのご相談
5.キッチンや設備など水道工事を含めたご相談
6.内壁のクロス壁紙などの貼り替えのご相談
7.照明器具など電気工事などのご相談
8.カーポートなどのエクステリア工事などのご相談
9.低層住宅と呼ばれる3階建て以下の建物の解体工事のご相談
アメピタ名古屋南店TOPはこちら
アメピタ名古屋南店
TOPはこちら