名古屋市南区にお住いのお客様より、敷地内に建て直しで新しく建物を建てる際に更地状態になっている期間に、主屋(おもや)の雨漏り屋根点検のご依頼をいただきました。
雨漏り屋根点検を行ったことで、数か所和風の屋根瓦が欠損していましたの、取り替え交換するための屋根リフォーム工事もご依頼されました。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- その他
|
築年数 |
築40年以上ほど |
施工期間 |
雨漏り屋根点検も含めて2日間 |
工事費用 |
約15万円ほど |
今回の主屋(おもや)の屋根は、室内での雨漏りは起きてはいませんでしたが、築年数からも点検業務が調度良い状況だったので雨漏り屋根点検を行いました。
みなさんも、建物を建ててから10年単位で定期検査を行ってください。
修理しないといけない箇所は、早いうちに見つければ簡単な修繕工事で治まる場合もありえます。(一部例外もあり)
定期検査などを行わずにずっと放置していると、いざ雨漏りの時に甚大で大型なリフォーム工事金額になってしまうこともありえます。
敷地内の立て直し予定の場所が更地であったため、そこから梯子を設置して屋根上に上がり雨漏り屋根点検を行いました。
タイミングが良かったのか、こちらのお客様も主屋(おもや)の屋根の状態を心配していたので、雨漏り屋根点検を行い心配事が一つ減ったのではないかと思われます。
当時の作業者の技術力は高かったのかと思えるほどの、屋根全体的に綺麗な施工をしていました。
屋根瓦の一部が剥がれていました。
原因としては、屋根瓦の施工時に、下の屋根瓦と左上の屋根瓦の接触部で力がかかり過ぎて一部の表面が剥がれてしまい、屋根瓦の内部の陶磁器の色が剥き出しになっていました。
こちらの屋根に使用されている、屋根瓦の正式名称が『釉薬陶器瓦』と呼ばれています。
基本は、陶磁器で出来た屋根瓦に、焼成の段階で【釉薬】と呼ばれる色が付く薬を塗って一緒に焼くことにより、屋根瓦としての色合いが出てきます。
屋根の一番外側で使う屋根瓦にも、表面が一部欠けてしまっています。
欠けてしまった理由として・・・
1.隣の敷地の解体工事中に、何かが当たったのか振動で欠けたのか?
2.新築時の屋根瓦を取り付ける時に、配送中の振動で元々かけていたのをそのまま使用したか?
どちらかだと思うのですが、この屋根瓦の欠けた理由は判断しにくいところです。
屋根瓦に亀裂が入っていて、コーキングボンドなどで接着して固定をしていました。
こちらも屋根瓦が一部表面が剥がれてしまっています。
ただそれ以上に、黄色丸で囲ったところにコーキングボンドが打ち込んであるのですが、屋根瓦の台風対策でコーキングボンドを塗る方法としては、このような場所に塗るのは雨漏りの原因となりえますので、注意してください!
お客様にご報告を兼ねて、撮影した写真を見ていただきました。
大きく劣化や破損しているところはありませんでしたが、所々で欠けた屋根瓦や亀裂の入った屋根瓦を見かけたことを報告させていただきました。
お客様より、新しい屋根瓦への交換の希望がありましたので、後日になりますが、工事のご提案とお見積書の作成をしてお客様の元へご説明に上がりました。
お見積作成した内容で、お客様より工事の依頼をいただきましたので、日にちを改めて屋根リフォーム工事に入りました。
屋根の一番外側にあたる屋根瓦【小袖瓦】の外たれ部分で、一部だけ欠けている屋根瓦を取り替え交換してみましょう。
屋根瓦を取り替える際に、周辺の屋根瓦も取り外していきます。
新しい屋根瓦【小袖瓦】を、取り外した場所へと差し込むように取り替え交換してから、屋根瓦【小袖瓦】を固定するための
針金で固定しておきます。
最初に取り外しておいた周辺の屋根瓦も、再度、取り付けて針金で固定をします。
逆側の屋根の外側の屋根瓦【大袖瓦】付近の取り替え交換
新しく取り替え交換をする為に、取り替える屋根瓦と周辺の屋根瓦も同時に取り外しておきます。
取り外しておいた場所に、新しい屋根瓦を差し込むように取り付けていきます。
屋根瓦を固定するための新しい針金を、屋根の野地の方から新しく設置して、そのあとに屋根瓦の接着代わりの屋根土(葺き土)を置いておきます。
取り外しておいた屋根瓦【紐丸瓦】を、接着用の屋根土(葺き土)の上に乗せるように、新しく設置した固定用の針金で緊結しながら取り付けて行きます。
周辺の屋根瓦に関しては、欠けも亀裂も入っていないため、そのまま流用するように取り付けさせていただいております。
欠けている【平部】の屋根瓦を、新しい屋根瓦に取り替え交換するために、一度取り外しておきます。
新しい屋根瓦を、周辺の屋根瓦に差し入れるように、取り替え交換作業をしていきます。
弊社では工事後の掃除や後片付けは丁寧に実施していますよ。
この様な感じで、主屋(おもや)の雨漏り屋根点検と欠損している和風屋根瓦を取り替え交換していく屋根リフォーム工事の完了となります。
雨漏り調査・雨漏り修理なども対応しています。それ以外にも、住宅の屋根・壁・樋の外装工事のすべてや住宅の内装工事のすべて、カーポートなどの住宅の外構工事、そして住宅の解体工事も対応しています。一度、気軽にご連絡をください。ご相談やお問い合わせのメールはこちらから⇒※個人のお客様(現在の取引がある会社様)とのお取引を大事にしたいので、その他、建設・建築業関係者からのお話はお断りしています。
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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