2024年07月24日追記
名古屋市中区にお住いのお客様より、雨漏りのご相談のご連絡をいただきました。築年数がかなり経過した二階建て建物の一階屋根部分と、お客様が普段住んでいる平屋造りの建物の接続部分から雨漏りが発生しているみたいです。古い屋根が重なり合う箇所から、部屋内の煙突が屋根に出ていたのでそこを中心に雨漏り点検を行ってみました。
屋根瓦の一部を葺き替えをして、トタン屋根にする屋根と屋根を短くするために切断加工を行ってみました。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 瓦屋根補修(差し替え、ずれ・破損補修)
- 金属屋根補修(一部張替え・コーキング補修)
- その他板金補修・交換
- その他
|
築年数 |
築60年ほど |
施工期間 |
5日ほど |
工事費用 |
約50万円ほど |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
建物と建物が接触している箇所から、室内で使用していた煙突が屋根の間から出ていました。その出てきたところの屋根瓦の加工や防水処理も、あまり良くない施工をしていました。お客様に、煙突は現在も使用しているのか?お尋ねしたところ、もう使用していないそうなので、煙突を根元で切断して屋根で塞ぐ方向で作業を考えてみました。
初回点検の無料診断と有料診断の違いの説明↓↓↓
『アメピタ名古屋南店で初動調査でもある建物点検で無料調査と有料調査の違いの説明』
屋根から煙突が出ている所の、屋根瓦の加工方法や防水処理の仕方があまり良さそうな状態でもありませんでした。
屋根の間から屋根瓦以外は設置しない方が良いかとおもいます。
今現在も、屋根から煙突を出す業者さんがいるかどうか定かではありません。
天窓(トップライト)でもそうですが、あまり屋根瓦の間から何かを取り付けることはしない方が良いですね。
天窓(トップライト)の方は、実際屋根工事屋さんがその周りの屋根瓦を取り付けます。
しかし、約10~15年ほどで天窓(トップライト)周りのパッキンやエプロン部が劣化して雨漏りを起こす可能性はあります。
その時に、防水処理として修繕工事が必要となりえます。
その修繕工事が、仮に2時間ほどで終わる作業でも、やはり作業をするための安全対策で仮設足場を設置しなくてはならなくなります。
そして、その修繕工事を行ってみても、その後は永久に持ち物ではないです。
また約10年~15年後には、雨漏りを起こしてくる可能性はありえます。
その度に何度も、仮設足場を設置して防水処理を行わなければならなくなります。
屋根から出てくる煙突の方がもっとタチが悪いとおもいます。
煙突設置作業としては優秀なのかもしれませんが、屋根工事に関してはズブの素人。
そのため煙突を設置する時に、その周りの屋根の防水処理などの作業を行うため、雨漏りがしやすくなっております。
経験上、こちらのお客様の煙突以外にも他に2件ほど雨漏り点検を行いました。
それぞれ、どれもありえない防水処理の仕方をしていました。
それ以外にも、後付けの太陽光ソーラーも気を付けた方が良いかと思います。
こちらは、10年以上前にハウスメーカーさんの同行調査で屋根からの雨漏り点検のお話ですが・・・
お客様独自で注文した太陽光ソーラーが、屋根瓦の上に取り付けられていました。
屋根のちょうど真ん中部分でかわらがはそんしていました。
それも、太陽光ソーラーパネルで隠れてしまっている部分で。
亀裂部分から雨水が入ってしまって、雨漏りの原因となっていたのは容易に判断できました。
ただ、ハウスメーカーさんとは違う業者に注文施工をしたらしいです。
そのため、営業さんもそれ以上の対応は補償対象外になってしまっていました。
そのため、作業不可能と言うことでそのまま帰ってきました。
帰る前に営業さんがお客様に提案していて、その施工業者さんのほうにご連絡した方が良いと。
今回の点検で見つけた屋根瓦の破損は、割れている部分を写真で撮影してお渡ししますと、お伝えしていました。
もし作業を行うとすると、太陽光の配線などすべて取り外して⇒太陽光を撤去して⇒屋根瓦を差し替えて⇒再び太陽光を取り付けて⇒配線を全て取り付けることになります。
そこまでの作業をおこなうのなら、相当な金額がかかってしまいます。
(足場や作業費など含めて最低100万円以上かかるかと)
その業者さんに、企業保険を使って治してもらった方が良いですね。
(会社を計画倒産して逃げていなければいいのですが・・・)
この様な感じで、後からや屋根から屋根瓦以外のものが、出来るだけ設置されない方が良いのかと考えます。
建物同士が合わさる場所で、赤矢印先に水流れの板金が取り付けられて防水処理を補っていました。ただ、その水流れ用の板金も経年劣化による劣化をしていました。
重なり合った屋根同士の隙間が無さ過ぎて、この状態で水流れの板金を取り替えることが出来ない状態でした。
その他にも、築年数が経過している屋根の方も、屋根瓦にコーキングボンドを打って落下防止や外壁漆喰が剥がれ始めていたりしていました。屋根瓦の劣化もかなり来ていたため、こちらの古い屋根の方は屋根瓦をめくって行きます。
建物同士の接続に水流れ用の板金を取付けるため、トタン屋根に施工し直す作業でお客様には提案したいと考えています。
平屋造りの屋根の先端を、大工さんに頼んで横に一列分削るように加工していただきます。
その後、建物同士の狭間に新しい水流れ板金を取付けていきます。
そして、古い屋根の方は屋根瓦を撤去してからトタン屋根で施工する内容で、お見積りを作成してお客様にお渡ししました。
築年数が経過した古い二階建て建物の一階屋根部分と、平屋造りの屋根の先端部分を切り取るため軒先瓦から3段分ほど屋根瓦をめくって行きます。古い一階屋根の方は、屋根瓦をめくって行きその後、屋根土も取って最後に野地板の防水として貼られている杉皮材を取り剥がしていきます。その屋根土と杉皮材は、選別されてトン袋に纏められ産廃業者まで持って行かれます。
野地板屋根の状態にしていから、屋根の補強や不陸を治していきます。その後、新しい野地板合板を取り付けてから、その上に重ねるようにトタン屋根を施工して行きます。トタン屋根を施工する際に、建物同士の接続部に水流れ用の板金は取り付けて置きます。
建物同士の接続部に水流れ板金を取付けるため、作業スペースを確保でこちらの屋根の先端部分を、横一列分カットして加工していくために屋根瓦を取り外していきます。軒先瓦から3段分の屋根瓦をすべて取り外していき、取り外した屋根瓦は平屋造りの屋根に足場板を設置して、そちらに落下しないように置いておきます。
軒先一列分、カットされて加工された後で、屋根瓦を取り付けて行きます。まずは、このまま屋根瓦が施工できるかの確認をしました。
必要な施工寸法を調べる為に一枚の軒先瓦を置いてみて、施工するための必要なことを調査していきます。
施工にて必要な寸法を探り出してから、その寸法に沿った高さ調整材や落下防止用の桟木を屋根に取り付けて行き、軒先瓦から屋根に取り付けて行きます。軒先瓦も含めた屋根瓦には、セメントが含有された南蛮漆喰を屋根瓦の接着剤として、屋根と屋根瓦の間に塗っていきその上から重ねるように屋根瓦を取り付けて行きます。
軒先瓦の方には、上端の釘穴にビス釘を打って行きます。(落下防止のため)
平屋造りの屋根にも、全て屋根瓦を取り付けて行き、ズレ防止でコーキングボンドで接着していきます。そこまでの作業が完了してから、作業で使った電動工具や作業道具・材料の余剰材を屋根瓦降ろしてから、屋根を掃除していきます。そこまでが完了してから、お客様にお声をかけさせていただきました。作業中に撮影した工事の内容をご説明しながら、見てもらっていお客様も『屋根が変わっていって雨漏りもしにくい屋根になって嬉しいです』と喜んでいました。初動調査で煙突から雨漏りしてることを発見した点検の様子はこちらから↓↓↓『名古屋市中区にて経年劣化による雨漏り発生!古い屋根が重なり合う箇所!』
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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