名古屋市昭和区の、借家のオーナー様からご相談をいただきました。築年数が経過した借家の建物から雨漏りが発生し、屋根点検を行った結果、カラーベストが使用されていました。しかし、アスベストが含まれていたため、撤去・処分費用が高額になる可能性がありました。そこで、金属屋根材をカラーベストの上に重ねるカバー工法を採用して、屋根リフォームを行うことにしました。この工法は撤去費用がかからず、アスベストの影響も心配する必要がありません。経年劣化したカラーベストを覆う形で新たな屋根を施工することで、雨漏りの問題を解決し、建物の耐久性を向上させることができました。これにより、建物の価値を保ちながら安全性を確保することができます。
施工内容 |
- 雨漏り点検
- 金属屋根補修(一部張替え・コーキング補修)
- スレート屋根補修(一部差し換え・コーキング補修)
- その他板金補修・交換
- 屋根カバー工法
- その他
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築年数 |
築40年以上 |
施工期間 |
約3日ほど |
工事費用 |
約50万円~ |
初動調査での注意点や契約から工事までの流れを書いています
借家店舗内の天井から雨漏りしてきた建物の、屋根全体を点検調査を行ってみました。店舗内の屋根からの雨漏りに関する点検調査を行う際には、専門業者さんによる徹底的なチェックが必要になります。屋根だけでなく、建物全体を点検することで、雨漏りの原因を特定し修理を行うことが重要になるかとおもいます。屋根裏や外壁など見えにくい場所も含めて点検を行い、状況を写真や動画で記録しておくことも大切です。無料点検サービスを提供している専門業者に依頼し、安心して修理を行うための情報を収集してみてください。
カラーベスト材の場合、築年数が経過して交換時期が来ていると、表面の撥水性が低下し雨水などが染み込んで屋根裏に雨漏りを引き起こす可能性があります。定期的なメンテナンスや必要に応じた塗装工事を行うことで、このような問題を予防することができます。ただし、塗装自体には屋根の防水効果はほとんどありません。(一部超高額な塗装商品には防水効果の可能性があるかもです)屋根裏に雨漏りが発生すると、建物の構造や内部に損害を与える可能性があるため、早めの対処が重要です。陸棟部に施工されていた棟板金にも、色落ちして一部傷や破損していることが見えました。このような状態は、屋根の劣化が進んでいる可能性があります。棟板金は常に雨風にさらされる部分であり、劣化しやすい部位でもあります。このような場合、部分修理だけではなく、全体の屋根の点検や修繕を検討することが重要になるかと思われます。劣化した部分が放置されると、屋根全体の耐久性にも影響を与える可能性がありますので、専門家に相談して適切な対処方法を検討することをお勧めします。
建物の屋根の頂点部分でもある陸棟部に施工されている棟板金を一部取り剥がして屋根内部を調査することは、重要な点検作業です。棟板金が取り外されることで、雨漏りの原因や屋根内部の状態を確認することができます。この作業を通じて、早期に問題を発見し修理することができるため、屋根の長寿命化や安全性向上につながります。専門の業者に依頼して、適切な方法で棟板金を取り外し、屋根内部を丁寧に調査してもらうことをお勧めします。棟板金の固定で横から釘が打ち付けてありましたが、その釘頭がコーキングボンドなどで防水処理を行っていませんでした。そのため、釘頭の隙間から雨水が浸入して貫板(ぬきざい)が、雨水で濡れている可能性が考えられます。貫板が雨水で腐食している形跡が見られるので、早急な対処が必要になります。貫板は棟板金の土台となる重要な部分であり、雨水の浸入によって損傷が進行することで雨漏りのリスクが高まってきます。貫板の状態を詳しく確認し、必要に応じて修理や補修を行うことが重要になるかと考えられます。
点検完了後に、お客様には点検調査時に撮影した写真を見ていただきました。同時に、現在の状態の方もご説明させていただきました。屋根に使用されているカラーベストには、アスベスト含有しているため、葺き替え工事などの撤去して処分をするには、かなりの高額な施工金額になる事をお伝えしました。それ以外の方法として、現在のカラーベスト屋根材の上から重ねて施工する【カバー工法】を、作業のご提案としてお伝えしました。そのご提案を基本ベースにして、お見積りの方も作成させていただきお渡ししました。後日、お客様のご家族様一緒にご相談していただき、お見積り項目に沿った【カバー工法】での作業のご依頼をいただきました。契約書の取り交わしを行いましてから、材料などの手配や作業の段取りを経て工事の方にお伺いしました。
金属屋根材を取り付けるカバー工法は、劣化したカラーベストの上に直接取り付ける方法です。この方法は、屋根の葺き替え工事を行わずに、新しい金属屋根材を取り付けることができます。ただし、重要な点として、カバー工法は屋根の状態によっては適さない場合もあります。例えば、野地板や防水紙の劣化が進んでいる場合や、金属屋根以外の屋根材を使用したい場合は、葺き替え工事を検討する必要があります。金属屋根材を取り付けるカバー工法を行う際には、私たち専門業者さんの意見を参考にしていただくと幸いです。
【カバー工法におけるルーフィングの役割】カバー工法において、経年劣化したカラーベストの上から金属屋根材を重ねる際には、カラーベストと金属屋根材の間に防水処理を行う必要があります。この防水処理のために、先にルーフィングを貼っていくことが肝心です。ルーフィングは、雨水をお住まいに侵入させないための重要な役割を果たします。カラーベストと金属屋根材の間にしっかりと施工されたルーフィングによって、屋根全体の防水性を確保することが出来るようになります。経年劣化した屋根の補修やリフォームにおいて、適切なルーフィングの施工は雨漏りや被害を未然に防ぐために重要です。
カバー工法で重ねて施工する金属屋根材の高さが干渉する場合、棟板金や貫材などを事前に取り除いておく必要があります。特に棟板金や貫材は高さの影響を受けやすい部分であるため、しっかりと撤去しておくことが重要です。これにより、施工時のスムーズな作業や適切な設置が可能となります。
金属屋根材を屋根の勾配がある軒先部分から一枚ずつ取り付けることで、カバー工法においてルーフィングを固定することができます。屋根の勾配があるため、ルーフィングがズレ落ちる前にしっかりと取り付けることが重要になります。この方法により、金属屋根材を確実に設置し、屋根の安定性を確保することができてきます。
金属屋根材を重ねて施工するカバー工法では、軒先部に専用の板金材を取り付けて一列目の金属屋根材とはめ込みながら施工する必要があります。
この作業によって、金属屋根の重ね葺き工法が実現され、屋根全体の耐久性や防水性が向上します。
また、重ね葺き工法によって二重構造となるため、雨漏りへの不安も解消されます。
ケラバ袖部に金属屋根材でカバー工法を適用する場合、専用の板金を取り付ける必要があります。この板金は、ケラバ部分を保護し、雨水や風などの外部要因からの影響を受けにくくします。通常、ケラバ専用の板金を使用して取り付けることが一般的です。この工法により、屋根の端側であるケラバ袖部の耐久性を向上させることができます。ケラバ袖部のカバー工法専用の鈑金材を取り付けた後、その板金材の隙間に金属屋根材を差し込みながら施工していきます。このカバー工法は、ケラバ袖部をしっかりと保護し、雨水や風などの影響を受けにくくするための重要な工程です。しっかりと施工を行うことで、ケラバ板金の効果を最大限に引き出すことができます。
金属屋根材を取り付ける際には、一枚ずつビスを複数本打ち込んで固定します。SUSビス(ステンレス製のネジ)を使用することで、サビに強く・緩み難いため、安定した固定が期待できそうです。金属屋根材を屋根全体に施工する際は、屋根の先端部分である軒先部から屋根の頂点部分である陸棟部の棟際まで、一連の流れで施工していきます。このように、金属屋根材を一貫して施工することで屋根全体に均一な仕上がりを実現することができます。
金属屋根材が施工された後、陸棟部に棟板金を取り付けるための貫材を取り付ける必要があります。貫材は棟板金を設置するための土台部分となり、屋根全体の安定性や防水性を確保する重要な役割を果たします。屋根工事の際には、このような貫材の適切な取り付けが必要となります。
棟板金を取り付ける際には、まず貫板に合わせて新しい棟板金を取り付けます。その後、棟板金を固定するためには、棟板金の横から内部の貫板に向かってビスを打ち込んでいきます。このようにして、棟板金をしっかりと固定することが重要です。棟板金同士の接続部にはコーキングを塗って隙間から雨水が入り込まないように接着しておきます。棟板金の接合にはコーキングが使われ、これによって止水処理が行われることになります。
作業が完了したら、作業で使うために屋根に上げ越しておいた作業道具や電動工具などを、順番に屋根から降ろしていきます。同時に、材料や副資材の余剰材なども同じように降ろしていきます。最後に、屋根全体を掃除を行っていきます。工事の完了をお客様にお伝えして、作業中の写真でご説明させていただきました。お客様も、屋根がきれいになったことを大変喜んでいました。こちらの施工事例で引用した現場ブログの様子はこちらから読み続けられますよ↓↓↓『名古屋市昭和区にてカラーベスト屋根の経年劣化と雨漏り点検と交換時期の対策』
1.日々の現場ブログのページはこちらから移動できますよ!
2.弊社でこれまで行った施工事例はこちらから読めますよ!
3.お客様との記念写真やアンケートなどの一覧となります!
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こちらの記事を書いた施工店【アメピタ名古屋南店】
地元密着で屋根の工事を中心に、雨漏りの専門家として営んできました。
お住まいの建物の屋根はもちろんのこと、内装工事も外装工事もご相談に乗ることが出来ますよ。
初動調査でもある目視による点検調査には、写真の私が責任をもってご訪問させていただきます。
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